What's OZONE Therapy?
泉動物クリニック の診察室
 

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オゾン療法とは、オゾンガスを用いた酸化療法の名称です。

「オゾン療法」は20世紀初頭に開発され、日本とドイでは戦前から実施されていましたが、抗生物質等の普及により一時姿を消していました。しかし戦後になって現在のようなオゾン発生器がドイツで開発された50年くらい前からドイツを中心に世界的に普及し始めた治療法です。


オゾン療法の作用としては、まずオゾン水やオゾン化クリームのような、局所治療におけるオゾンの直接作用と、自家血療法や注腸法のような、全身治療における間接作用があります。

直接作用としては各種細菌・ウイルス等の不活化、抗炎症作用、血管拡張等がありますが、間接作用としては以下の作用機序が考えられています。

まず治療に用いたオゾンは血液や体液との接触で瞬時に酸素に分解されて消去されてしまいますが、その際に作られる反応生成物がセカンドメッセンジャーとして生成されます。そしてこれらのセカンドメッセンジャーが疾患の治癒や体調の改善へと導く臨床効果を発揮するとされています。血液中にオゾンが残ることはありません。 つまりオゾン療法の全身治療における作用機序をざっくり言うと、オゾンそのものの作用と言うよりは、オゾンと反応することによって生じた各種反応生成物質によってもたらされているのであって、オゾンはそのきっかけを与えるに過ぎないと言うことです。


オゾン療法の具体的な方法としては、自家血との混合による方法(大量及び少量自家血療法)、肛門から直腸内に直接オゾンガスを注入する注腸法、皮下注射による投与法、オゾン化されたクリームを外用で用いる方法などがありますが、小動物分野では主に注腸法が最も簡単で一般的です。注腸法はオゾンガスが腸管粘膜成分などと反応した祭に作られた生成物の作用により、自家血を用いたオゾン療法と同じような効果が得られるとされており、全身の様々な疾患に適用できます。動物の場合、採血が容易でない場合も多いために、注腸法が広く行われている理由の1つとなっています。こうした投与方法が知られた結果もあり、日本の動物病院でも近年この治療法を採用する病院は少しづつ増えてきています。

特に当院で採用したオゾン機器は小さくて軽いので往診でも治療が容易です。更に通常の現代薬やホモトキシコロジーなどの他の治療とも併用可能なので、動物への応用範囲が更に広がることが期待できます。


ところが近年日本では残念ながら特にオゾン療法に関して誤った情報により批判される事態になってしまったことは大変残念なことです。

確かにオゾンガスそのものは毒性が非常に強いため、「オゾン=危険」というイメージがどうしても付きまといますが、適切な機器を用いて濃度を厳密にコントロールされたオゾンガスを正しい知識の基で用いて施術することによって、現在では安全に治療を行う事が十分可能になっています。このことは、現代医薬とて投与量を間違えると大きな健康被害を及ぼすことと理屈的には同じ事です。


このようにオゾン療法は、獣医領域においても今後有望な治療法としては十分期待出来うると考えられる一方、同時に正しい知識の普及も必要なことだと思っています。


ただしこの治療法も他の治療法と同様に、疾患によっては実施できない場合がありますので事前の検査が必要な場合があります。詳細は当院にお尋ねください。

 
 オゾン療法(OZONR Therapy)とは

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